おねえちゃんてふしぎだな

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photo credit: zoomar via photopin cc

「弟ばっかり、ずる~い」
「妹ばっかり、ずる~い」
娘(8)は、そう言ってよくムクれる。
お姉ちゃんて、確かに大変です。
でも、弟や妹もお姉ちゃんを追いかけながら、色々なことを感じて、考えているらしい。
自分がお姉ちゃん、だから下の子らのことは、よくわからなかったけど、
我が家の三兄弟を見ていると、下の子らにも色々あるのね、と思うようになった。
お姉ちゃんばかり、ずるい、とか、
でもお姉ちゃんは、すごいな、とか。
それぞれの立場で色々感じて、考えて、それぞれ一生懸命。

〈おねえちゃんって〉
そんな子どもらの面白さと健気さいっぱいの幼年どうわ、と最近出会いました。

いつもしっかりせざるを得ないお姉ちゃんを、妹の視点から描いているところが新鮮。
amazonから届き、私の部屋にころがっていたのを、いち早く手にとって読んでいたのは、我が家のお姉ちゃん。
私は、娘に長女だからって負荷かけ過ぎ?という想いがいつもあるので、読みながら思わずウルウルした。
でも、娘は
物語の中の、妹の言い間違いに、ケラケラ笑い、
お姉ちゃんが頑張り過ぎて泣いちゃうところにも、ケタケタ笑っていた。

〈きゃっかんし〉
自分に似てる子を、笑えるっていうのは、いいね。
少し大きくなれば、自分で自分を客観視して、それを笑うことができる。
そんなユーモアは、楽しい人生の必須アイテムの一つだと思うのだけれど。
子どもは、物語の中の自分に似た誰かを笑うことで、そういうスキルを少しずつ獲得していくのかもしれない。
物語の中でも、何だかんだいってお姉ちゃんは、ちょっと大変で、妹は、やっぱり調子いいんだけど・・・。
お姉ちゃんが、支えてるようで、実は妹が支えてるとこもある。
やっぱり、きょうだい、っていいよね、と思った。
わたしも、夜のトイレが怖くて、妹を起こして連れてってもらってたっけ…。
兄弟げんかしては、
「一人っ子が良かった~」と嘆く娘たちの前に、またチャンスをみて、この本をころがしておこうかな。
ん?
そうそう、あの本、
amazonから届いて、ころがっていたんじゃないの、ころがしておいたのよ…。
どーだ、お姉ちゃんっぽいだろ~?