夢や希望を伝える、伝えるれば叶うと知らせること
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「私の希望は、何にもかなえてくれない」
と娘(7)が口をタコのようにして言うので、
「お友達を家に呼んでほしい、といってたから、呼んだじゃない!」
「プール行きたいって、いってたから、プール行ったじゃない!」
と、過去の発言にさかのぼって、希望を叶えてあげていることを説明した。
娘はのんきに
「あははは~、そういえばそうだね~」といって去った。
時間もお金も労力も、ないところから捻出して、叶えられる希望は叶えようと奔走する私。
希望が叶った意識の薄い娘の姿に…
静かにショックを受けました。
<やりたいこと>
そこで、やりたいこと、や希望を紙に書かせた。
「家でお菓子をつくりたい」
「放課後、お友達と家の周りをうろうろ遊びたい」
「十二単を着たい」
「お誕生日会をしたい」
「カブトムシの幼虫を全部、成虫にしたい」
「パティシエになって、店をだしたい」
などなど…。
小さなことから、大きなこと、
長い時間が必要なことから、すぐ出来ること、
お金のかかることから、お金のかからないこと、
すべてごちゃごちゃ混ざった状態で、
やりたいことが出てきました。
<叶ったことを知る>
保育園あがりの娘は、自分は勿論、友達の多くも放課後は、学童や習い事などに預けられている。
お母さんがおうちにいて、放課後遊んでいる友達がうらやましい。
しかも、親と離れて、家の周りで遊んでいるのがうらやましい。
前からよく「放課後に誰かと遊びたいよ~」
「家の周りを一人でうろうろしたいよ~」
と言っていました。
そんな娘。
やりたいことリストに
「放課後、ともだちと遊びたい」
と書いた数日後に、希望のかなうチャンスが…。
妹が微熱を出して、母も兄弟も早い時間から家にいたのです。
さっそく、母に許可をとり、近所の友達と外で!
ひとりで!
うろうろしながら!
友達のお父さんが、軒先のメジロの巣を取る様子を見に行き、
友達と一緒に図書館へ本を借りに行き、
意気揚々と帰宅。
正味一時間の「やりたいこと」。
玄関に立つ娘は
体いっぱいに満足感が満ちに満ち、
喜びがあふれでているのが見えました。
喜びって、ほんとにあふれるんだね~、それで他人に見えるんだね~と
初めて知りました。
玄関で、顔を上気させて
「ママー、ありがとう!!うろうろさせてくれて~!」
色々な夢や希望を、明確にすることが、
夢や希望を叶えられること、につながるだけじゃなくて、
叶った喜びや、感謝に
ダイレクトにつながることを目の前で見た。
な~んだ、
夢や希望を伝えるれば叶う!と教えようと思って、
結局、自分が教わってるんじゃないか。
ま、いつものことだけどね。