その時々で1番きれいな花を目指そうー『冷え取りごはんうるおいごはん』by若林理砂

日々成長著しい子どもたちと共にいると、自然と自分の「老い」を感じる。

特に、長女(中3)は、ちょうど「女の子」から「女性」に向かっていく時期で

その成長が本当に眩しい。

肌とか髪とか、つやっつやで、キラッキラだもんね。

つやっつやなのに、友達からもらったパックを顔に貼っている娘の横で

美容に労力もお金もかける前に、

健康に労力とお金をかける年になるとはのぉ、、、などと

ひとりごちる母。

秋の過ごし方を思い出そうと『冷え取りごはんうるおいごはん』を本棚から引っ張り出す。

鍼灸師の若林理砂さんの養生は、「無理せず楽に」がモットーなので、生活に取り入れやすいのが良い。

若づくりではなく、年齢相応に年をとっても「そのときどきで、一番きれいな花を目指そう」という若林さんの

考えもとても好き。

秋は、

体の乾燥を防ぐ養生をして、気血を養い、冬の寒さに備える。

秋口に入ったので、生野菜や果物を少しずつ減らしていく。

体もちょっとずつ冬支度。

体質や季節にあった食材やレシピも紹介されていて、一冊に養生の基本がぎゅっとまとまっている。

季節の変わり目などに、ぱらぱらと見返して、ちょっと生活を見直すのにぴったりである。

葛湯を飲みつつ、養生飯のレシピを見ていたらお腹すいた。

明日は、何を食べようかな・・・。

食欲の秋である。