疲れた週末の「母さんキレない」効果は、選ばす一輪の花にあり?

くたびれた週末
慌ただしく会社を飛び出し、
保育園のお迎えにダッシュ。

二箇所の保育園と学童を回って
三人の子どもを回収した頃には
バギーを押す腕も肩も重い。

疲れて腹減った子らは、ぐずるし
喧嘩する。

ぐずる子らに
食事を作り食べさせて
風呂にいれて寝かし付ける仕事の待つ
家に向う足は自然と重〜くなる。

疲れ過ぎて全部放り出したい。
ゲ・ン・カ・イ です…。

世界にひとつだけの

そんな時は、よく
帰路にある花屋に寄った。

子どもらに一人一輪
好きな花を選ばせて
帰宅すると、

意外や意外
お惣菜買って帰るより
「母さんキレない効果」がある(当社比)。

子どもらは自分で選んだ花を
手にした満足感で
機嫌よく。

花の力か、飾ることも楽しくて。

親子共々、意識の向かう先が
散らかった部屋や
空っぽのお腹ではなく、
自分の選んだ花だから?

洗濯物山脈の横に
ほんのひと時
オアシスが出来るのだ。

みんな違う

子どもが選ぶ
花の種類が
花の色が
その子らしく
その時の気持ちらしく
皆違う。

それも又面白い。

花屋のおじさんが
ポピーの蕾を一輪ずつくれて
誰に何色の花が咲くのか
皆で楽しみにしたこともあった。

今、
子どもが同時に三人泣き叫ぶことはないけれど、
心身のアチコチが同時に泣き叫ぶことはある。

そんな時は 自分のために 選ぶよ
週末の花。

相変わらず高くそびえる
洗濯物山脈の横に
オアシスを求めて。

今日も通り過ぎるバギーの上には
容赦なく雨が降り注ぐ。

大人も子どもも
おつかれさま。

みんなに良い週末でありますように。