本当に我が子は大丈夫?子どものSuica履歴をチェックしよう。

幼稚園の年長の時、隣の子のランチョンマットに醤油をこぼした。

すぐ謝ったけど、隣の子は「匂い付きの可愛いティッシュ持って来たら許してあげる」と言った。

家にある、可愛いいティッシュには名前が書いてあって、すごく困った。どうしたらいいか悩みに悩んだのに、なぜか誰にも相談出来なかった。

どうしよう、どうしよう、と思いながら登園した翌朝、なぜか先生が一連の出来事を知っていて、相手の子を注意してくれた。

ほっとした。ほっとして、涙がちょっと出た。
何故、先生は知っていたのだろう?
どうしてかな?とずーっと考えたけど、わからなかった。今もわからない。

一人で頭を悩ましていたところに突然救いの手が差し伸べられた時の、本当にほっとした気持ち、全身の力がふーっと抜けた感覚は忘れられない。

大人になって、子どもに対して
「何かあったら、報告しなさいよ」とか
「さっさと相談すればいいのに」などと
いう横暴な母親になった。

でも、

自分でも理由がわからないけれど
なぜか誰にも言えない感じ、

っていうのが子どもにはあるのだと知っている。

とりあえず見よう

ということで、、
Suica履歴チェックのススメ。

Suicaなどの電子マネーは、便利な一方で見えにくさがトラブルの温床になることも少なくない。

身近なところだけでも、
本当にSuicaがらみのトラブルは多い。

親には秘密で、遠出している子もいる。
習い事へ行く時、電車やバスに乗らずに、
節約して小遣いにしている子も何人も知っている。
小遣いためてるくらいは、かわいいものだけど。

Suicaで友だちに物を買ってあげている子、買わされている子も少なくないようなのだ。

物を買わされている子は
年長だった私のように
「なぜか誰にも言えない感じ」に
閉じ込められているかもしれない。

だから、誰にも言わずに手元のSuicaで買えるなら買って解決してしまおうとするのじゃないだろうか。

そして、やはり
年長だった私のように
救いの手が差し伸べられたら
ほっとするのじゃないだろうか。

元々「親はSuicaの履歴を見る」と思っていたら、物を要求されても自分の手元で解決できないと考えるかもしれない。
「なぜか誰にも言えない」ままじゃいられないから
相談せざるをえなくて、仕方なくでも相談できる子が増えるかもしれない。

Suicaの履歴を見たら、
既に何らかのトラブルの種を見つけるかもしれない。渡したはずのお金がチャージされた履歴がなくても、どうかいきなり怒らないで。

なぜか、誰にも言えないけれど
誰かに見つけて助けてほしい。

子どもには、そういう時が、ある。

時々、Suicaの履歴をチェックしよう。
子どもと一緒にお出かけする時に
チャージする機械で履歴をプリントする
ほんのひと手間。

ほんのひと手間が、
未来のトラブルを防ぐかもしれないから。