いつも山の花をくれる隣人がいる。

この間、白雪芥子（シラユキゲシ）を頂いた。
途中で切るとすぐ枯れるから、と根っこごと。
小さくて可憐な花2つと、かたい蕾が5つ付いていた。
根っこごと花瓶に生けたら、一週間かけて順番に全ての蕾が咲いた。
花瓶に生けた蕾は咲かないままのことが多いのに、白雪芥子の蕾は毎日少しずつ開いていった。

根っこ

洗面所の白雪芥子を毎日ジッと見ていた子らが

「根っこがあるから、花が、ちゃあんと、咲くんだね〜」

と言うを聞いて、

「そうだね〜」

と応えながら

ん、んんん、そういや

子どもにも自分にも仕事にも
蕾だけを見て
「咲かないな〜」と言ってなかったか自分、
と思った。

子どもに「やる気スイッチ」どこだよ〜
と言う前に、まずは足元再確認。

そこに根っこは、あるんかな？

自分の足元そっと見て、

ここに根っこは、あるんかな？