漢字嫌いの子どもをつくらない簡単な方法ー徹底反復 漢字プリント

私は、漢字が好き。

けれど、漢字の為に苦しむ子どもがいるのも知っている。

漢字が読み書きできなくてもハッピーな子は、そのままでOK!

でも、漢字で苦しむ子の「つらさ」は全く不要だと感じている。

というわけで

自分の子どもらや、今まで相談を受けた人に勧めて効果的だった

漢字をマスターする簡単な方法をシェアしたい。

それは

1)まず1学年分の漢字をまとめて読めるようにする。

2)とりあえずの1学年分の漢字を書けるようにする。

それだけ。

それを短期間にやる。

本当に楽に漢字ができるようになる。

ウソのような本当の話。

私が今まで使ってきたのは、6学年分がまとまった全漢字の載ったこちら。

漢字が苦手な子は、大抵同じ漢字を大量にノートに書かされて嫌になっている。

ひとつひとつをじっくりやる良さが無いわけではないけれど、

毎日じっくり3文字ずつを大量に書いても、

一週間前の3文字を残念ながら子どもは覚えてない。

そもそも、読めない漢字は書けない。

書けるようにするのが辛い。

それに比べて

読める漢字を書けるようにするのは、本当に楽!

だから、読む。

読むだけ

とりあえず、音読の宿題のような感じで気楽に

1学年分の漢字を使った文がコンパクトにまとまったページを読む。

1学年分でも、1~2見開きで済んじゃう。少なっ!

1学年分全部読んでも、数分で済んじゃう。短っ!

最初は読めないから、親とか兄弟と一緒に声を出して読むといい。

リズムよく読んでいるうちに、なぜか勝手に読めるようになってくる。

勝手に読めるようになると、楽しいから、なぜか読んじゃう。

昨年、刊行された学年別のこちらの問題集は、

全部の漢字を使った文章のページにふりがなが付いた。

ひとりでも読めて、ふりがなを隠して読んだりも出来て便利。

見覚えがあると書ける

一通り読めるようになったら、あとは書けるようにするだけ。

問題集にしたがって、書くだけ。

自分の知っている文を書けるようにするのは

殊の外、楽なのである。

見覚えあるから

大量に書かなくても覚えられる。

ざっと全体を通す

色々な子どもたちを見ていると

がむしゃらにやらずとも

長期休暇や学校の漢検があるタイミングなどに合わせて

一日15分くらいひと月やれば

1学年分くらい出来るようだ。

この方法だと親にも子にも負担ないから

1年に1,2度、1学年分をやれば

のんびりやっても4年生で大体6年生までの漢字がざっと終わる。

あとは、好きな読書や授業の中で、別の読み方や熟語に習熟し、

スムーズに語彙を増やしやすい。

短い時間しかいらない

今まで、インターナショナルスクールに通う子、帰国子女、海外在住の子、

小学校に行かない子等にもお勧めしてきた。

長い時間を漢字に使えない子、使いたくない子。

皆、楽に漢字ができるようになったみたい。

楽に出来るなら、やってもいいよね、漢字。

それ単なる穴

中学生で、読解力がないと言われている子も

実は「読解力」がないのではなく、漢字習得に穴があっただけということも良くある。

実際、学級崩壊した年の漢字がすっぽり抜けていただけ、という子もいた。

穴があると知れたら、埋めればいいだけ。

読解力に不安、という子も一度6年間の漢字で作った文のページを通して読んでみるといい。

6学年分を全部読んでも1時間もかからないコンパクトさだから。

つまらないをなくしたい

以前、壮絶な学年崩壊・学級崩壊を経験した時、

「授業がつまんねぇ!」といって暴れていた子ども達の漢字テストを見たことがある。

3,4年で習う漢字も読めていなかった。

彼らは、6年生までの漢字の多くを読めず、書けずに卒業していった。

その後の苦労、推して知るべし。

けれど、それは彼らだけの責任ではない、とずっと心にかかっている。

目の前の教科書やテストの問題文も、漢字が読めなかったら意味もわからない。

誰だって「つまんねぇ~」と言いたくもなるだろう。

楽ならできる楽だからできる

好きなことに関する文章なら、漢字が読めなくても読める。

これも事実。

けれども、漢字が読めなくて、好きなことに出会うチャンスを逸している。

これもまた事実。

我が家の家訓のひとつは「買わんでええ苦労は買わんでええ」。

楽にできる方法があるなら、わざわざ苦労する必要はない。

好きなことに出会い、好きなことに時間を使えるように

楽できるところは、楽しよう!