きょうだい内通貨

3きょうだいの間に流通している通貨、

きょうだい内通貨。

紙の切れ端で作られたおもちゃのお金だ。

近頃は流通量が少ないが

各々の持つおもちゃや文具を買うとか

なにかを教えてもらうコーチ料に使われている。

勉強や、ゲームの攻略法を教わったり、

宿題の一部や塗り絵をアウトソーシングしているようだ。

子どもら同士やり取りしているのを

横目で見ていたら

紙の切れ端のきょうだい内通貨、

一人が金額を書き

一人が絵を描き

一人がハンコを押し

と三人の手を経ないと

正式な通貨とならない仕組みになっていた。

よく考えられていて、面白い。

きょうだいも三人になると

二人と違い「社会」が出来るというが

なるほどね。