どっちでもない派でーす

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photo credit: noahg. via photo pin cc

子どもたちを見ていると、
子どもらしい真面目さで、正義感で、白黒はっきりさせたがる場面に
よく出くわす。

(質問にまどわされない)
そして、世の中には
どっちかしか選ばせない質問も多いし、
どっちか選ばなきゃいけない気にさせる質問も多い。
眼科へ検診に行くと必ず聞かれる、レッドアンドグリーンテストという、アレもそうだ。
赤と緑の上に描かれた黒い〇、「どちらがはっきり見えますか?」
というアレ。
両方同じように見えれば、正視。でオーケーというのだけれど、
子どもの頃「どちら?」と聞かれて、どちらか選ばなければいけないと思い頭を悩ました。
この間、息子(6)も眼科へ行って、
私と同じに「どちら?」と聞かれて、「右」「左」「やっぱり右・・・」と悩んでいた。
「え!! 同じに見えるって言って良かったの??」
で、
勝手に、問いに強制されて
二者選択の罠にはまらぬように、
時々、
子ども達にひっかけなぞなぞ。。。
「どちらが正解でしょうか~?」
「ん、、、こっち?」
「残~念。両方、まちがいでした~」
「ずる~い。」

(効果出過ぎ?)
前に、ジョン・キム先生が、
「あの人は、KY(空気を読まない)だ、KYじゃない。」とか
「〇〇派だ、××派だ」とか
二つに分類したり、二項対立構造つくったりすることに懐疑的だとおっしゃってたけど、
本当に、おっしゃる通り。
あちらに揺れたり、こちらに揺れたり、どちらの要素も持っていて、
きっぱり二つに分類出来ないことが、たくさん。
子どもや子どもの周りを見ていると、本当に人間って混沌としていて、面白い。
自分も、簡単に分類されたり、分類する人にならないでくれよ~。
提示された選択肢以外に、選択肢のある可能性を探ってくれよ~。
と、子どもにも、自分にも思う。
で、
部屋に転がってる息子に私が
「ちょっと、宿題するか、お手伝いするか、どっち?」と尋ねると
「えー、ちょっとダラダラする~」
とな・・・。
「そ、それ選択肢にないけど…」
ということで、
順調に、二者選択の呪縛から、解き放たれつつある我が家です・・・。