保健室という避難所

長女(中2)の具合が悪くて学校に迎えに行った時、娘が起きないので保健室の陰でじっと待っていたことがある。

カーテンの向こう側に中学生や高校生が入れ替わり立ち替わり。

怪我した子や、具合の悪い子、保健室の常連らしき子、様々な状況の子どもを手際よく、丁寧に話を聞きながら処置しているのを聞いていた。

次々と訪問してくる子どもたちに的確な温かい言葉をかけ続けている様子に「あー、何かあっても保健室の先生方にお任せしたら安心だ」と思えた。

避難場所

自分が小学生の時も、保健室は安心できる避難場所だった。

保健室の先生には、色々よく話してお世話になった。卒業後も何年も文通していた。

子どもたちの小学校の保健室も先生が心身のケアをしっかりしてくれる温かい場所だ。

本人にとっても親にとっても、学校に教室以外の避難場所があるのは安心だ。

中学では滞在時間の制限が厳しいとかで、保健室を追われて、行き場もなく、学校をやめることになった子達の話を立て続けに耳にして、保健室の大切さをあらためて思い返した。

学校は、色々な場所の色々な人に支えられて出来ている。