マンガだから出会った『君たちはどう生きるか』by吉野源三郎、羽賀翔一

古典的名作をマンガ化して

ベストセラーになっている

『君たちはどう生きるか』

私も小学校高学年の時

原作を読んで

随分と影響された。

池袋サンシャインの展望台から

下を見て「コペル君」になりきっていたっけ。

誘惑

買ってきた本を

電話の横に転がしておいたら

まず、中間テスト前の長女が釣れた。

試験前って、ホント関係ない本やマンガが

無性に読みたくなるよね〜と思いながら

誘惑に負けて、手に取る様子を

横目で観察(笑)。

一気読みして一言「あーー面白かったわ」と

言い残して

「あーヤバイヤバイ」と机に向かっていった。

寝起き

長女が読み終わって

棚の上に置いたままの本に

翌日、無駄に早起きした息子が食いついた。

弁当作りながら

横目で見ていたら

学校に行く前にゴロゴロしながら

読み終わったらしい。

「あー、面白かったな」とこれまた一言だけ

いうと、次はスターウォーズの図鑑を広げていた。

布団

床に転がっていた

息子が読み終わったままの本。

夜、風呂上りの末っ子が

「あ、これ長女ちゃんが

面白いって言ってたマンガでしょ」

と拾い上げ

何故か母の布団の中で

熱心に読み始めた。

マンガじゃなければ

マンガじゃなければ、小3では

読まなかったのではなかろうか。

マンガじゃなければ

テスト前に

学校行く前に

手に取らなかったのではなかろうか。

我が家のさんきょうだいに限らず

マンガだから

「君たちはどう生きるか」に

出会ったという人が

たくさんいるんだろうな。

マンガで出会った、ということが

読む人にどう影響があるのか

ちょっと興味があるけれど

本の感想は聞かないことにしてるから

横目で観察してみようと思う。

ちらちら、ちらり。