古自転車ともおしっことも、また会いたいの。

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photo credit: kagey_b via photopin cc

愛車が壊れた。
6年酷使した子ども乗せママチャリだが。
毎朝夕、二駅分をママチャリかっ飛ばして、末娘を(4)送迎しているので困った。
本当は、薄い財布でママチャリ二台目なんて買いたくなかったけど、仕方ないので、新しいチャリに。
自転車屋さんで、古い自転車を引き取ってくれるというので、
「おお、同志よ、戦友よ、ヨヨヨヨヨ(泣)。君のおかげで、私は保育園の送り迎えの日々を乗り越えられたのだ。
ありがとうよ。ヨヨヨヨヨ。」
と彼女の肩に(サドルだが)手をかけて、感謝と惜別の想いをつげた。
前に娘、後ろに息子、お腹の中には末の娘を入れて、保育園への坂をかっ飛ばしていた、まさに共に戦う友だったのだ。
で、自転車屋さんのお兄さんに、古いチャリと記念撮影してもらって、
新しい自転車の後ろに末娘を乗せて、帰宅。
やはり、ポンコツを修理して修理してだましだまし乗っていたのとは大違いだ。
軽やかな足取りで、
ふふふん、ふ~ん♪ 鼻歌とともに家のドアを開けると、
いきなり、
末娘、号泣…。
「自転車さん、自転車さん、どこへ行っちゃうの、わーーーーん。」
は?
え??
息子(7)が
「自転車さんは、こまかい部品になって、また新しい自転車になるんだよ」
となぐさめたりしてくれ、暫くしておさまったが…。
〈おしっこも〉
そういえば、
長女が3、4歳くらいの頃、
トイレを流してあげて、手を振りながら
「上手に出来たね~、おしっこさん、バイバーイ!またね~!!っていっても、もう会わないと思うけどさ。(←一言多い(笑))」と言った母の言葉に反応した娘が、やはり号泣。
「わーーーん、おしっこさん、どこいくのー。もう会えないのーー。」
…って、別に会えなくたっていいじゃん、ってか会いたいのか?(笑)
と思いつつ、
トイレの水が、下水に行って川へ行って、海へ行って、水蒸気になって空へ行って、
雨になって降ってくるんだよ、だから会えるよ。
と言ったら、やっとおさまったことがあった。
そして、雨の日は、しばらく「わー、娘ちゃんのおしっこ来たかなー」と喜んでいた・・・。
で、毎日くだらない擬人化で遊ぶ一言多い母の病は、とりあえず横に置き、
どこにも無くなっちゃう、どこ行くかわかんない、っていうのは、本当に嫌なんだなぁ、と思った。
輪廻転生、が様々形を変えながらも、色々な時代や国で語られているっていうのは、そういうことなんだなぁ、何か根源的な欲求というか…などと。
私は、輪廻転生をどこか信じつつも、
久しぶりに会った人に「お変わりありませんね」などと挨拶するけど、半年や一年会わずにいれば、分子レベルでは我々は、すっかり入れ替わってて「お変わりありまくり」なのである、という福岡先生の話が大好きなんだけど、
それをいうと、また誰か号泣しちゃうから…
ママ、お口にチャック。(笑)