若冲展に行けなかったので、自宅で若冲展に行ってみた。

「行きたかったのにぃ〜あぁあ行きたかったな〜若冲展」

と息子(10)がしつこい。

私だって行きたかった。

伊藤若冲の生誕300年を記念して
東京都美術館で開催された「若冲展」。

連日、3時間待ち、4時間待ちの長蛇の列が話題になり、行列に並ぶのが苦手な私は早々に諦めたのだった。

えせ

若冲展が閉幕したことを知った息子が大いに嘆くので、

若冲ポストカードブックを
襖に貼り付けて、即席「若冲展」を開催してみた。

すると、娘(11)が即チケットを発行してくれた。母の遊びに付き合うのも慣れたものである。

図録付でとっても親切。

末娘(7)画伯が、幼い時に描いた襖絵とのコラボなど。

閉館後、ご親切にも観覧者アンケートをもらったが、おおむね好評だった。

息子は「あー、余計に本物が観たくなったーー」と騒いでいたが。

まぁ、いつか観たいものがある、っていうのも悪くないんじゃな〜い、といつも通り無責任な母である。

チラ

図録代わりに使った初心者向けのこの本は
とても面白かった。

ところどころ原寸大のページもあり、
若冲の描き方の工夫や題材の解説が分かりやすい。

なにより、
実物を見る前に写真を見せることの弊害を
想いながらニセ若冲展を開催していた母の心配を
吹き飛ばす「チラ見せ感」が素晴らしかった。

あ〜、本物観たいな〜。

というわけで、自宅で若冲展するともっと本物が観たくなるという結果となりました。

しょーもなっ。